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摩訶不思議なり…筑豊・福智町との出会い

コメント

お膳立ては・・・「直方市、旅行会社・旅ランド」

社長は、どちらのご出身ですか?

隣り町の赤池、今は統合して福智町です

「・・・・・・」

上野焼(あがのやき)や赤池梨とか有名ですよ。今度、福智町役場に行きましょう、紹介しますよ。

はい、よろしくお願いします。

JAL冠を付けたシュガーロード号レストラン企画列車

  2012年9月某日、福岡県直方市にある旅ランドという地元旅行会社を訪問した時の会話だが、私より10歳年下の社長は、地元の子ども達に旅行業の楽しさや面白さを伝える授業を開いたりとユニークな活動をしていた。バスツアーなどの促進策として地域紹介誌面を作成したり、顧客も大切にしていた。こんな入り口から筑豊にある田川郡福智町に通い始めることになって、今年で12年目を迎えている。2018年には定年も迎えたのだが、当時は北九州市・小倉のオフィスで働いていた頃であり、会社は破綻して再生の道のりを歩んでいる時期だった。

町長室での出来事・・・それが福智町との始まり!

 翌月10月3日に社長に案内されて役場に向かい町長訪問を行った。

福智リッチジェラードの数々

急遽、町づくり課のメンバーも町長室にやってきて紹介して貰った。後の福智リッチジェラートを地域産品として開発しているタイミングで苦労話も伺ったのだが、町づくり課の係長たちの目の輝きは見逃さなかった。西日本新聞社と企画発行していた地域情報誌AV IONによる町の情報発信や、誘客にも繋がっていくような集客イベントを一緒に企画してやりましょう!とお伝えして帰路についた。

 翌々週の土曜日は町の教育長に福智町を案内して貰った。平成筑豊鉄道の本社が福智町の金田駅にあるのも気になったが、案内された上野焼の里から西に落ちる秋の夕陽が美しくて、「奈良盆地で見た夕焼けに似てますね」と町の方々に喋った。筑豊から何かが始まっていく予感はした。。。

再生への道を・・・ともに「学び・つながる」

筑豊を縫うように走る平成筑豊鉄道

 この町は筑豊炭田の産炭地で経済的発展をとげたが、石炭から石油へのエネルギー革命によって町は大きく衰退した。90年代初期には財政破綻して(財政再建団体に指定)夕張市などからも再生過程の視察に訪れている町だった。何だか、今の自分の境遇に似ているね・・・こんな話しでスタートとなりますが、「誰でもできる地域活性化活動」をテーマに掲げて、誘客促進活動や旅の話題を提供したいと思う。

(つづく)

寄稿者 武知眞一(たけち・しんいち) ㈱VISIT九州顧問、赤村・福智町観光アドバイザー

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