観光庁は3月14日、JTB、HIS、KNT-CTホールディングスなど主要旅行業者43社・グループの1月の旅行総取扱状況を発表した。総取扱額は2304億6284万円で前年同月比3.0%増加したが、2019年同月比では28.1%減少した。
このうち国内旅行の総取扱額は1324億6938万円で、前年同月比5.8%減少し、2019年同月比では25.6%の減少となった。海外旅行の総取扱額は851億3532万円で、前年同月比17.1%増加したが、2019年同月比では34.6%の減少。外国人旅行の総取扱額は128億5813万円で、前年同月比23.2%増加し、2019年同月比では4.1%の増加となった。
パック旅行(募集型企画旅行)の取扱状況は、国内旅行は393億7996万円で、前年同月比1.0%減少し、2019年同月比では39.6%減少した。取扱人数は113万5632人で、前年同月比6.0%減少し、2019年同月比では44.2%の減少となった。
海外旅行の取扱額は89億6031万円で、前年同月比20.6%増加したが、2019年同月比では68.7%減少した。取扱人数は2万6109人で、前年同月比12.9%増加したが、2019年同月比では80.7%減少。
外国人旅行の取扱額は1億8227万円で、前年同月比60.9%増加したが、2019年同月比では55.5%減少した。取扱人数は8506人で、前年同月比46.5%増加したが、2019年同月比では75.4%減少。 海外旅行と外国人旅行で、消費者のパック旅行離れは中期的なトレンドになっている。
主要旅行会社別の総取扱額は、上位からJTB(7社計)は794億6522万円で、前年同月比7.9%減、2019年同月比23.9%減、日本旅行(4社計)は242億9467万円で、前年同月比5.0%増、2019年同月比18.5%減、阪急交通社(2社計)は220億8894万円で、前年同月比26.5%増、2019年同月比11.4%減、エイチ・アイ・エス(HIS、6社計)は216億6561万円で、前年同月比10.5%増、2019年同月比30.5%減、KNT-CTホールディングス(4社計)は188億2724万円で、前年同月比10.1%増、2019年同月比43.6%減だった。