森トラストが開発した「ホテルインディゴ長崎グラバーストリート」(長崎市南山手町)が、長崎の街並み形成に貢献した建築物などを表彰する「長崎市都市景観賞(大きな建物部門)」を受賞した。歴史的建造物を保存・活用し、旧外国人居留地の景観と調和した点が評価された。
同ホテルは、1898年に修道院として建てられた洋館を改修した施設。女子校や米軍宿舎などとして使われてきた建物を再生し、外観はレンガ造りの意匠を残しながら耐震補強を施した。聖堂は教会らしいアーチ状の天井やステンドグラスを保存・復元し、レストランとして活用している。
館内は長崎の歴史や文化を取り入れたデザインとし、石畳やレンガをイメージした廊下、出島に着想を得た客室など、異文化交流の歴史を感じられる空間に仕上げた。2024年12月に開業し、客室は全66室(26~67㎡)。本館と北館で構成し、レストランやラウンジ、フィットネスジムなどを備える。
同賞は、歴史や文化を生かした都市景観の形成に寄与した建築物や活動を顕彰する制度で、周辺環境との調和や地域文化の継承なども評価対象となる。