エクスペディア・グループは、世界10カ国の旅行管理会社(TMC)の担当者214人を対象に実施した調査結果を公表し、法人出張市場は回復が見込まれる一方、出張者ニーズとの間にギャップがある実態が明らかになった。
調査では、95%が「今後3年間で法人出張需要はさらに伸びる」と回答し、出張プログラムの本格回復に期待が高まっている。一方で、出張者が求めるサービス水準に十分対応できているとした企業は30~40%にとどまった。
出張者が重視する項目としては、出張とレジャーを組み合わせた柔軟な旅程(85%)、簡便な予約プロセス(84%)、ロイヤルティ特典(83%)、パーソナライズ対応(81%)などが挙がり、効率性や個別対応への要求が強まっている。
また、AI導入は全社で進んでおり、自動化やリアルタイム分析への投資も97%に達した。ただ、新技術への十分な予算を確保できている企業は半数未満にとどまり、導入意欲に対して基盤整備が追いついていない状況が浮き彫りとなった。
同社は、今後の法人出張ではテクノロジー基盤の強化が不可欠とし、変化するニーズへの対応が市場成長の鍵になると指摘している。