JAF（日本自動車連盟）は2月21日、2024年10月1日から31日までの1カ月間に発生した「猫がクルマに入り込んだことによるトラブル」の救援要請件数を発表した。

　期間中、全国で28件の救援要請があり、そのうち8件はエンジン始動後に猫の存在に気づいたケースだった。猫がエンジンルームに入り込んだままエンジンをかけると、ベルトなどに巻き込まれ命を落とす危険があるだけでなく、車両の故障につながる恐れもある。

　JAFは猫の命を守るため、乗車前にボンネット周辺を優しく叩く「猫バンバン」や、猫の気配があればボンネットを開けて確認するよう呼びかけている。

　猫がクルマに入り込む理由は寒さ対策だけではなく、繁殖期にも注意が必要だ。JAFが2024年6月に実施した同様の調査では、今回の約13.6倍にあたる件数の救援要請があった。

　6月は春に生まれた子猫が活発に動き始める時期で、体が小さいため車の隙間に入り込みやすいという。JAFは気温が上がる時期でも注意を怠らないよう呼びかけている。