世界文化遺産、白川郷が位置する岐阜県白川村は3月13日、初の公式観光ガイドブック「白川郷再発見」を発行した。
名古屋のアンテナショップ「GIFTS PREMIUM」、岐阜県東京事務所(千代田区)などで無料配布しているほか、白川村公式ホームページからダウンロードできる。

世界文化遺産・荻町合掌造り集落を有する同村は、豊かな自然と日本の原風景を有する一方で、近年の観光客増加によりインフラや住民の生活に負担が生じている。特に約500人が暮らす世界遺産集落では、文化財の保護と景観の維持が課題となっている。
ガイドブック「白川郷再発見」では、村全域の魅力を紹介することで、来訪者の分散を図ることを狙いとしている。
広域の観光スポットやアクティビティ、宿泊者限定の景色、村の歴史や特産品、移動手段などを掲載し、快適な旅行を支援する。また、村が重視する価値観や持続可能な観光に向けたルールを伝え、責任ある旅行を呼びかけている。