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ふと現れる城壁都市のように~湯郷温泉・岡山県美作市~ニッポンを歩こう061

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奥津、湯原とともに美作三湯のひとつである湯郷温泉は、1200年前に開湯した。その由緒は、白鷺が足の傷を癒している姿から発見されたものだ。県庁である岡山市から北へ約50kmの位置にあり、平成の頃よりスポーツと温泉を融合した誘客に努めている。湯郷Belleのメンバーが女子サッカーの日本代表になったことからもスポーツとのつながりが深い。また、美作市の誕生とともに家族で楽しめる温泉街として再出発を目指している。その一つの手法として、おもちゃを通しての街づくりを進めている。

城郭のような町は、雲海、そして・・・

山々に沿うように流れる吉野川に掛かる鷺湯橋から温泉街に入っていくと20軒ほどの温泉旅館が存在する。その中心部には、ジョギングロードをはじめとしたスポーツ施設が共存している。突如出現する町は、中世のヨーロッパの城郭都市のような雰囲気も醸し出している。

さて、町の南方、温泉街を一望する大山展望台からは、眼下に温泉街、遠くに中国山地を望む。時期になると早朝に雲海が広がる。そして、日本海と瀬戸内海双方の恵みが融合するほのぼのとした温泉地である。

晴れの国「岡山」の温泉地ゆえ、ほとんど雪は降らない。しかし、北に向かうということだけで雪深いと思われるらしい。そのため、冬場は「チェーンを巻いて伺った方がよいですか?」という問合せが多いらしい。

(2015.12.17.撮影)

(これまでの特集記事は、こちらから) https://tms-media.jp/contributor/detail/?id=8

取材・撮影 中村 修(なかむら・おさむ) ㈱ツーリンクス 取締役事業本部長

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