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和の灯り~京都タワー・京都市~ニッポンを歩こう075

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京都駅前に1964年、一つの観光タワーが誕生した。京都タワーは、日本でも長い歴史を誇る展望施設である。蝋燭の形をしていると言われ、今では古都京都のシンボルとなっている。高さ131mの塔は、高輝度航空障害灯を設けていない。そのため、紅白縞模様とする法規制に則っている。白と赤のツートンカラーは、そういった理由からだ。

その足下、目の前を南北に走る烏丸通は、京都を代表する中心街を貫く道路。しかし、コロナ禍の影響で、夕刻になっても車影が少ない。人類に大きな影響を与えたパンデミック、まだまだ予断を許さない。

盆地である京都市内は、マジックアワーを見せることが少ない。これは、盆地特有の天候で、上空の湿度が高く、空を遮断するからだ。それ故、西の空が真っ赤に染まらない。写真を撮る者にとって、残念な結果になることが多い。

観光の在り方、しっかりと議論を

さて、京都駅屋上に、このタワーのホンモノとニセモノが同時に見える場所があると、SNSで話題となった。構内の長いエスカレーターに乗り継ぎ、この場所に赴く。やはり、観光客は少ない。2020年のことだ。

アフターコロナと言われる昨今、本来であれば、このコロナ禍中に訪日外国人への対応や増えつつける宿泊施設でのごみ問題、神社仏閣の拝観するシステムを再構築すべきであった。しかし、無策のまま、京都の町中は、修学旅行生よりも外国人が多くなっている。日本で一番の観光地・京都の観光の在り方、しっかりと議論し、地域住民と共存をしていくこと、今からでも遅くないので、解決していくことが重要なことだ。

(2020.12.11.撮影)

(これまでの特集記事は、こちらから) https://tms-media.jp/contributor/detail/?id=8

取材・撮影 中村 修(なかむら・おさむ) ㈱ツーリンクス 取締役事業本部長

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