【New!トップページ新着コメント欄追加】 学び・つながる観光産業メディア

ようこそ写真俳句の世界へ 連載⑤

コメント

残薬の二錠合わない梅雨はじめ

この句は、梅雨の始まりにふと気づいた「薬の数が合わない」という違和感から生まれました。医師から処方された三種の薬は、毎日きちんと飲めば、最後までぴったりと数が合うはず。しかし、残った薬を数えてみると、なぜか二錠だけ余っている。その小さなずれが、日常のリズムの狂いを象徴しているようにも思えました。じめじめとした梅雨の空気の中で、こうした些細な不一致が、ふと心に引っかかり、小さなものの憂鬱と結びついてゆく気分を句に込めてみました。

関連記事

ようこそ写真俳句の世界へ 連載① | ツーリズムメディアサービス(TMS) 延命を望まぬ母と花月夜

ようこそ写真俳句の世界へ 連載② | ツーリズムメディアサービス(TMS) 春眠やどこかでチリリ過去が鳴る

ようこそ写真俳句の世界へ連載③  | ツーリズムメディアサービス(TMS)) ニコライ堂風の道あり聖五月

ようこそ写真俳句の世界へ 連載④ | ツーリズムメディアサービス(TMS) 五歳児も担ぎ手の顔三社祭④

/
/

会員登録をして記事にコメントをしてみましょう

おすすめ記事

/
/
/
/