宇都宮動物園(栃木県宇都宮市)で、初夏の訪れとともに動物たちの出産ラッシュが続いている。園内では5月下旬にかけて、カピバラ、アミメキリン、マーラの赤ちゃんが次々と誕生している。

人気者のカピバラは5月18日に三つ子が生まれたが、残念ながら1頭は亡くなった。残る2頭は順調に成長しており、それぞれ「ぱんこ」「ぽんず」と名付けられた。愛くるしい姿に、全国から訪れるカピバラファンの歓声が絶えない。
5月23日には、絶滅危惧種であるアミメキリンの赤ちゃんも誕生した。母親のコウメが出産した雄の赤ちゃんは、生後間もなく立ち上がり、現在は親子で寄り添いながらすくすくと育っている。キリンの成長は早く、赤ちゃん時代を見られるのはわずかな期間だという。
さらに5月26日には、げっ歯類の一種であるマーラの赤ちゃんも誕生した。来園者からは「かわいい」「癒される」といった声が寄せられ、親子の穏やかな姿に足を止める人が多い。