リソルホテルズ(千葉県茂原市)は、全国農業協同組合連合会(JA全農)と連携した年末年始限定企画「welcome milk stand」を、12月26日から1月14日まで全国20ホテルで実施する。
乳牛は夏に弱く、秋冬に生乳の生産量が増える一方で、年末年始は学校給食の停止や量販店の休業が重なり、年間で最も牛乳需要が低下する。
ホテルでは、牛乳の消費が落ち込む時期に合わせ、宿泊客にご当地牛乳のミニパックを無料で提供し、酪農業界の支援と牛乳消費の拡大につなげる。
全国各地から選ばれた7種類の地域産牛乳を用意し、ホテルのロビーに設置した専用冷蔵庫から1人1パックを自由に手に取れるようにする。
北海道エリアでは十勝産の濃厚なコクと甘みが特徴の「特選よつ葉牛乳」(よつ葉乳業)、関東では福島県産生乳を使ったすっきりとした味わいの「酪王牛乳」(酪王協同乳業)。東海エリアでは、生乳本来のコクと香りを生かす交流高電界殺菌製法を採用した協同乳業の「農協牛乳」、北陸エリアではアイ・ミルク北陸が製造する「農協牛乳」を提供する。
また、関西エリアの各ホテルでは、学校給食でも親しまれている日本酪農協同の「毎日牛乳」、九州では熊本県酪農業協同組合連合会(らくのうマザーズ)が手がける「らくのう牛乳」、沖縄では同組合の「大阿蘇牛乳」を、それぞれ提供する。
地域の特性を生かした7種類のご当地牛乳を、全国のホテルで楽しめる。リソルホテルズは「健康的な旅のサポートとともに、酪農業界の支援に貢献したい」としている。