楽天トラベルは、12月27日から2026年1月4日までの年末年始期間を対象とした旅行動向をまとめた。（写真は宮城県松島の瑞巌寺五大堂）

国内旅行では予約泊数が前年同期を上回り、堅調に推移している。宿泊構成では女性複数名や女性1人による利用が伸びており、宿泊日の傾向としては年内の12月27日〜29日の予約が高い比率を占めた。

昨年比で予約泊数の伸びが最も大きかった都道府県は宮城県、石川県、長崎県で、いずれも約1.2倍となった。宮城県では仙台を中心に予約が増加している。

宮城県は、ラウンジ新設や多人数向け客室の整備など宿泊施設側の工夫に加え、温泉地やスキー場など冬旅の人気エリアが多い点も追い風となった。

石川県は、金沢を中心に予約が増加。能登エリアでの休業施設の再開や加賀エリアでの新規開業が前年同期比を押し上げた。

長崎県ではテーマパークの新エリア開業や新規ホテルが注目を集め、予約増につながった。

宿泊プランでは、「ラウンジ」付きや「ビュッフェ」付きなど付加価値を重視したプランが人気を集めた。

海外旅行では、台湾・韓国・ハワイが人気トップ3となった。近場でアクセスが良く、費用を抑えやすいアジア圏が引き続き選ばれている。