KNT-CTホールディングス(KNT-CTHD)は1月23日、連結子会社であるクラブツーリズムと近畿日本ツーリスト、ならびに近畿日本ツーリストブループラネットとの間で、会社分割(吸収分割)する発表した。個人旅行事業の価値向上を目的とした再編で、近畿日本ツーリストの直営店舗販売事業・仕入部門と、近畿日本ツーリストブループラネットの国内市場向けウェブ販売事業をクラブツーリズムが承継する。効力発生日は2026年4月1日を予定している。
今回の吸収分割は、同社グループが進める中期経営計画に基づく事業構造改革の一環。個人旅行事業のさらなる価値向上を目的に、各社に分散していた機能をクラブツーリズムに集約し、グループ一体での運営体制を構築する。
具体的には、近畿日本ツーリストが担ってきた直営店舗での個人旅行販売事業および仕入部門、近畿日本ツーリストブループラネットの国内市場向けWEB販売事業(訪日市場向けを除く)を、クラブツーリズムが承継する。これにより、仕入から商品企画、販売までを一気通貫で行う体制を整える。
同社は、店舗販売、WEB販売、メディア販売という三つのチャネルを一元的に運用することで、幅広い顧客層への効果的なアプローチを可能にするとともに、仕入部門の集約による調達力の強化、重複業務の削減による経営効率の向上を図るとしている。また、クラブツーリズム会員約700万人と近畿日本ツーリスト会員約300万人のデータベースを融合させ、マーケティング強化にもつなげる。
本件は100%子会社間で行われる再編であり、株式の割当などの対価は発生しない。2026年3月期の連結業績に与える影響は軽微としている。
個人旅行市場を巡る競争が激化する中、グループ経営の効率化と事業競争力の強化を進めるKNT-CTホールディングスの動向が注目される。