日本旅行業協会(会長 髙橋広行、以下JATA)は、3月27日から「ツアーグランプリ 2026(Tour Grand Prix 2026)」の募集を開始した。今回で32回目となるこの企画は、旅行業における企画力・マーケティング力の向上、ならび「観光立国」の施策に寄与することを目的に、海外・国内旅行における企画旅行(募集型・受注型)や訪日旅行などで実施された企画提案の中から、優れた作品を表彰する。表彰式は7月9日の予定。
最近の応募作品は、企画性に富み、差別化も著しく「審査に困るくらい内容が濃い。尖がったキャッチーな商品が多い」と松岡正晴海外旅行推進部長は明かす。2025年の応募総数は海外56件、国内75件、訪日16件の計147件。ただ、2025年のインバウンド(訪日外国人数)が4,268万人と過去最高を記録するなかで、訪日旅行商品は16件しかなかったので、この分野での商品開発に力を入れてほしいと期待する。
応募数の拡大のためには、認知度を高めることが必要であり、受賞した旅行会社が自社でPRするのに加え、JATAもツーリズムEXPOジャパンの会場などでPRに務め、受賞商品の素晴らしさをアピールしたいという。認知度アップのためには、会員向け配信メールで周知を図る。25年は大手だけでなく、小規模の旅行会社も受賞したことから、あくまで企画性重視で企業規模に左右されず受賞対象になりうることが、今回以降、幅広い応募につながるのではないかとみている。
さらに、ツアーグランプリへの応募、そして受賞となるのは、旅行会社の企画担当者の「腕の見せ所であり、若い社員のモチベーションの向上になる」(松岡部長)と語った。
概要は次の通り
1.名称:ツアーグランプリ 2026(Tour Grand Prix 2026)
2.主催:ツアーグランプリ 2026実行委員会
3.後援:国土交通省、国土交通省観光庁、日本旅行業協会、 日本旅行作家協会
4.運営事務局:ツアーグランプリ 2026運営事務局
5.選考対 象:2025 年 4月から 2026 年 3 月末までに催行された企画旅行(募集型・受注型)および訪日旅行などで実施された企画提案
6.表彰:国土交通大臣賞(国内・海外・旅行部門の全応募案件から 1 点)/観光庁長官賞(国内・海外・訪日旅行の各部門 1点)/優秀賞(国内・海外・訪日旅行の各部門数点)/ 審査員特別賞(国内・海外・訪日旅行の各部門数点)
7.応募:3 月27 日9 時~4 月27 日18 時までの受付期間内に、所定のエントリーフォーム(WEB フォーム)にて登録する。各社エントリー上限を各部門合計で 10 案件とする。
8.審査:実行委員会が指名した審査員が、下記の観点で審査を行う。
「斬新性」(高付加価値化、地域文化発掘、販売チャネル開拓、新規顧客開拓など)
「事業性」(送客数、取扱額、収益性、持続可能なビジネスモデルなど)
「観光業界への貢献度」 (ユニバーサルツーリズム、混雑時期分散、観光資源への配慮など)
1)1次審査会:5 月上旬
日本旅行業協会 国内・海外・訪日の各旅行推進委員会から選出された一次審査員による一次審査を実施。一次審査結果を審査委員会に上申。
2)最終審査会:5 月下旬
ツアーグランプリ 2026 審査委員会委員により「国土交通大臣賞」「観光庁長官賞」「優秀賞」「審査員特別賞」の各賞を選定
9.発表・表彰式: 7 月 9 日の予定
10.ホームページ:JATA ホームページ内に実施内容を掲載。(ツアーグランプリ 2026 専用ページ)
https://www.jata-net.or.jp/membership/jata-travelinfo/tourgrandprix/tg_top
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