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旅行とふるさと納税がコラボすると・・・?

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 ふるさと納税の返礼品というと、お米や魚介、お肉などがイメージされがちですが、最近では旅行に使えるクーポンの返礼品が注目を集めつつあることをご存じでしょうか。楽天トラベルでは、ふるさと納税を通じて応援したい自治体に寄付を行うと、寄付額の最大30%相当のクーポンを返礼品として付与する取り組みを2021年に始めました。クーポン返礼品は、楽天トラベルで自治体の対象宿泊施設を利用する際に適用することができるというものです。

 開始当初から反響は大きく、約2年間で対象自治体数、宿泊施設数ともに大きく拡大を続けています。8月末の時点で、対象の自治体数は北海道から沖縄まで全国450カ所を超え、対象宿泊施設数も2万軒を突破するほどの規模となりました。

地域をダブルで応援

 この返礼品の大きな特長の一つは、地域を寄付と旅行の2つの面から応援できる点です。ある自治体に寄付を行うだけで、その自治体に喜んでもらえるわけですが、さらに旅行クーポン返礼品を利用してその地域を訪問することで、すそ野の広い観光産業を通じてさまざまな側面から地域の経済に貢献ができるのです。

 例えば、旅行先ではホテルや旅館に滞在して過ごすだけでなく、その土地の飲食店を訪れて郷土料理を味わったり、移動にローカルの鉄道、バス、タクシーなどの交通機関を利用したり、土産物店で特産品を購入したりします。そうした旅行先での様々な消費行動が、地域の経済や文化を応援することにもつながります。楽天トラベルの旅行クーポン返礼品は、地域を応援するというふるさと納税の趣旨を最大限にいかせる仕組みだと考えています。

利便性が向上

 そして楽天トラベルでは、今年4月にこのクーポン返礼品の機能を大幅にアップデートしました。4月19日以降の寄付分からは、利用対象期間を3年間へとこれまでよりも大幅に拡充したことに加えて、「寄付をしてから予約を行う」というプロセスを見直し、すでに予約が完了している旅行にも、チェックイン前であることなどの条件を満たしていれば、後から適用できるようにしました。 お気に入りの旅行先ができると、その土地ならではの景観や文化などがいつまでも続いてほしいと願うものです。そうした願いに応え、寄付と旅行の両面から地域の応援ができるこの旅行クーポン返礼品の仕組みは、もっと知ってもらいたいと考えています。年末にかけて注目が高まりやすいふるさと納税ですが、寄付は通年で行うことができます。ぜひこれからの紅葉シーズンも含めて、「ふるさと納税で旅行」を検討してみてはいかがでしょうか。

寄稿者 中原大輔(なかはら・だいすけ)楽天グループ㈱トラベル&モビリティ事業PR推進室オフィスマネージャー

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