JTBグループ(山北栄二郎社長)はこのほど、2026年3月期第2四半期(中間期)連結決算を発表した。これによると、売上高は前年同期比2・5%増の5311億円、営業利益は同9・4%増の51億円、経常利益は同26・0%増の70億円、純利益は同95・4%増の65億円と、増収増益となった。
部門別の売上高をみると、国内旅行は同2・3%減の2162億円と微減。海外旅行は同1・4%増の1083億円、訪日旅行は同20・5%増の356億円、グローバル旅行は同8・7%増の553億円と好調に推移した。とくに訪日旅行、グローバル旅行が大きく牽引した。
今期は将来の競争力強化に向けて、賃金改善や要員増強など「人財への戦略的投資」や、期間システムの刷新などにも積極的に取り組んだ。
26年3月期(2025年度)通期の見通しは、営業利益120億円の達成を目指す。また中長期の成長を可能とするビジネスモデル変革の加速をはかる。
具体的には、海外旅行の取り扱い拡大に向けた顧客・商品・販売戦略の連動推進に加え、持続的成長を目指した事業ポートフォリオ変革の策定・実行などを進めていく。
情報提供 旅行新聞新社(https://www.ryoko-net.co.jp/?p=158970)
国内は頭打ちに。今後は海外、訪日、グローバルをどう伸ばしていくかは注目。