2025年日本国際博覧会協会と2025大阪・関西万博マスターライセンスオフィスは11月22日、首都圏初のオフィシャルストアとして、「2025大阪・関西万博オフィシャルストア 丸善OAZO店」を東京・丸の内でオープンした。オフィシャルストアは、大阪2店舗に続く3店舗目。「つなぐ―輝く未来へ―」をテーマに、記念商品や先行販売商品などを販売する。11月30日に開幕500日前を迎える大阪・関西万博を盛り上げる。
大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、大阪・夢洲で4月13日から半年間開催される国際博覧会。世界中からたくさんの人や物が集まるイベントとして、これまでに160の国・地域、9の国際機関が参加を表明している。期間中の来場者数は約2820万人が見込まれている。
店舗で取り扱われるのは、大阪・関西万博公式キャラクターであるミャクミャクの商品をはじめとする公式ライセンス商品。店舗では、開幕500日前を記念したデザインの新商品や、書籍文具を扱うジュンク堂書店ならではのブックカバーとしおりを先行販売するなど、約370点が販売される。
万博開幕500日前を盛り上げる
同日には、オープニングイベントを開催。冒頭、同協会の十倉雅和会長が「万博開幕500日前である11月30日からは入場チケットの販売が始まる。オフィシャルストアは、公式ライセンス商品の販売だけでなく、万博への期待とワクワク感が高まるような情報発信拠点の役割を担っている。店舗で万博の盛り上がりを感じてほしい」とあいさつした。
来賓としてあいさつした酒井庸行経済産業副大臣兼内閣府副大臣は、「万博に向けて大阪、関西だけでない全国的な機運醸成を加速しなければならない。若者をはじめ、多くの人が刺激を受けて次の挑戦に向けた気持ちを育む万博としたい。経済界や自治体と連携しながらオールジャパンで準備を進めていく」と話した。
鈴木福さん「新しい未来を見るのが楽しみ」
タレントの鈴木福さんは「僕の記憶にある中で初めてされる万博。万博で公開された中から、今の日常に根付いたものはたくさんある。万博でどのような新しい未来が見られるのか楽しみにしている」と開催に期待を寄せた。
このほか、ミャクミャクの1日店長就任式などが行われた。店舗を運営する丸善CHIホールディングスの中川清貴社長は「関東第1号店ということで、社員一同力を入れた。商品は500ぐらいまで増やしていく。来た人に万博を実感してもらえるように店舗も増やしていく」と、北海道から沖縄まで10店舗を展開する方針を示した。
今後は、2024年1月末までに開幕500日前を記念したオフィシャルポップアップストアが、京阪神・西日本を中心に11カ所で順次展開される予定。