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教育・研究で国際的人材を育成、ANA総合研究所と東京農業大学が包括連携協定

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 ANA総合研究所(東京都港区、㓛刀秀記社長)と東京農業大学(同世田谷区、江口文陽学長)は12月11日、教育・研究などで相互協力を行う包括連携協定を結んだ。教育、研究等の分野において相互に協力。社会の発展と教養豊かな国際的人材育成に寄与する。

 包括連携協定は、人的・知的資源の交流と活用を図り、連携のもと教育、研究等の分野において相互に協力し、地方創生等の課題に向き合い、社会の発展と教養豊かな国際的人材育成に寄与することを目的に締結。両者は、教育、研究、文化の発展・向上に関する相互支援や学生および教職員、社員の相互交流など、6つの協定項目に合意した。具体的な実施に関しては、両者間で今後協議する。

 主な連携事項は以下の6つ。

(1)教育、研究、文化の発展・向上に関する相互支援に関すること
(2)東京農業大学の学生及び教職員と株式会社ANA総合研究所の社員の相互交流に 関すること
(3)東京農業大学の人材育成・キャリア形成に資する支援に関すること
(4)東京農業大学の学生及び教職員の研究成果・活動を株式会社ANA総合研究所の 業務に生かすこと
(5)地域社会の発展・活性化に関すること
(6)その他、相互に連携・協力が必要と認められること

両者の実績、ノウハウを生かして地域創生を実現

 東京農業大学とANAグループはこれまでの交流を実施。両者の連携強化推進の第一段階として、2021年7月にはグループ企業であるPeach Aviationと東京農業大学が包括連携協定を締結し、地域の活性化や産業振興などへの貢献、さらに将来を担う人材の育成を目的とした活動が行われている。

 同日に開かれた協定締結式では、㓛刀社長が「ANAグループと東京農業大学は良い連携ができている。70年以上にわたり航空会社として蓄積してきたノウハウをもとに社会貢献や地域創生を活性化していきたい」と今後の取り組みへの思いを語った。

 東京農業大学の江口学長は「来年、大学令としての『大学』昇格100年の節目を迎えるにあたり、協定校44校を含めたさらなるグローバル展開や、日本国内各地方の発展、地域創生への貢献に向けて東京農業大学には『食』をつなぐ使命がある中で、『翼』を持つANAグループと連携できることはとても重要だ」と期待を述べた。

 このほか、「産学連携」「地域活性化」「ガストロノミー」といったトピックについて双方が大切にしている考えや活動実績を共有する鼎談が行われた。

鼎談の様子

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