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主要旅行業者の12月取り扱い、海外旅行はパック旅行離れが顕著、人数はコロナ前の3割以下

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 観光庁は2月14日、JTB、HIS、KNT-CTホールディングスなど主要旅行業者43社・グループの2024年12月の旅行総取扱状況を発表した。

 総取扱額は2954億円で、前年同月比101%、2019年同月比では79%の水準にとどまった。

 国内旅行の総取扱額は1754億円で、前年同月比91%、2019年同月比85%と減少した。海外旅行の総取扱額は1049億円で、前年同月比124%となったが、2019年同月比では68%にとどまった。外国人旅行の総取扱額は150億円で、前年同月比102%、2019年同月比95%とほぼ横ばいだった。

 パック旅行(募集型企画旅行)は低迷が続いている。2024年12月の取扱人数は、国内旅行は132万人で前年同月比94%、2019年同月比は67%の減少。

 なかでも海外旅行は3万4000人で前年同月比128%となったが、2019年同月比では26%の水準、外国人旅行は約5800人で前年同月比99%、2019年同月比16%と低迷し、コロナ禍を経てパック旅行離れの傾向が顕著になっている。

 主要旅行会社別の取扱状況では、JTB(7社計)の総取扱額は1114億円で、前年同月比90%、2019年同月比83%となった。HIS(6社計)は320億円で、前年同月比125%、2019年同月比79%と増加傾向を示した。

 日本旅行(4社計)は280億円で、前年同月比104%、2019年同月比84%、KNT-CTホールディングス(4社計)は259億円で、前年同月比110%、2019年同月比73%だった。

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