建物は、鋳物問屋嶋崎家の別邸として明治末頃に建設された和風建築。玄関を含む1階の東半分は創建当初の姿をよくとどめており特に座敷は、書院窓や欄間などに、数寄屋風の凝った意匠が見られる。また、2階部分は大正8年頃、1階西半分は昭和35年に増築されており、各時代の様相の違いを如実に表現していることも特徴だ。
住所:埼玉県川口市金山町15-2
川口宿とは
川口宿は、近世の初頭に成立した宿場で、鋳物産業と共に近代的な発達を経た町。現在はその面影を残しつつ、住宅地として多くの住民の生活の場となっている。基点となる荒川の渡しや善光寺、町の北にある錫杖寺とともに、歴史を感じる町並みが少なからず残っているが、近代化の波によりその存在が薄くなり、魅力的な町並みは消失しつつある。地域では旧川口宿や近代的な発達をとげた旧川口町の魅力を顕在化するとともに、他方への発信を通じて観光に寄与する歴史的資源をつなぐ物語の創出を目指している。
協力:本町1丁目まちづくり協議会(埼玉県川口市)