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総鎮守が華やかに~諏訪神社デジタル掛け軸・長崎市~ニッポンを歩こう030

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毎年10月7日から9日まで「長崎くんち」が開催される諏訪神社。正式名称「鎮西大社諏訪神社」、長崎市の総鎮守である。そして、その秋季大祭が「くんち」である。市内の59町が、7年に一度当番となり踊りを担当する。「モッテコーイ」の掛け声が有名だ。

地元で「おすわさま」と呼ばれる総鎮守は、これまで民間企業が境内でイベントを行なうことが皆無だった。しかし、長崎市の方々の努力や地元の人間関係によって、この難題を解決し実施にたどり着いた。

さて、「デジタル掛け軸」というイルミネーション表現がある。これは、プロジェクションマッピングの前身と言われる。そして、その第一人者、長谷川章さんにお願いし、白装束のダンサーやオペラ歌手をプログラムに加えた。拝殿前の石段が、静寂の中に光の絵画として映し出される。大門からこぼれる光は、眼下の町から見ても幻想的な世界であった。

常に成長する夜景都市

坂の町、長崎市は、世界新三大夜景として認められた国内でも有数の夜景都市だ。稲佐山や立山、風頭山や鍋冠山と夜景観賞スポットも数多い。一方、2022年に西九州新幹線が長崎駅を大きく変える。かつて、平屋の行き止まりのホームだった駅舎は、まさしく、終着駅。さだまさしさんの歌が、その姿を伝えている。

新幹線開業後の長崎市には赴いていない。駅はホームが高架となり、周辺には新たな複合施設「長崎スタジアムシティ」も完成した。また、海外との交流の場である出島も復元整備が終了した。西九州観光の基点、まだまだ成長する街を、再び訪れたいと思う今日この頃である。

(2016.12.17.撮影)

(これまでの特集記事は、こちらから) https://tms-media.jp/contributor/detail/?id=8

取材・撮影 中村 修(なかむら・おさむ) ㈱ツーリンクス 取締役事業本部長

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