白馬岩岳マウンテンリゾート(長野県白馬村)を運営する岩岳リゾートは4月14日、2024-2025年ウィンターシーズン(2024年12月20日~2025年3月30日)の来場者数が20万8000人を超え、前年から41%増加したと発表した。
シーズンを通じて全ての客層で来場者が増加し、特にインバウンドのスキーヤー・スノーボーダーは前年比121%の約5万6000人、国内のスキーヤー・スノーボーダーは129%の約11万8000人となった。ウインタースポーツを目的としない観光客の来場も好調で、約3万4000人(前年同期約2万2000人)に達した。
来場者数の増加は、新設されたゴンドラリフトが寄与した。新ゴンドラは、輸送能力が旧型の1.8倍となる最大2460人/時に拡大し、山頂までの所要時間が1分短縮され、輸送力が増加した。待ち時間の短縮で快適なスノーアクティビティの提供につながった。
また、山頂には、焚き火を囲んで寛げるテントを設置するなど、ノンスキーヤー向けの空間づくりも功を奏した。
この結果、グリーンシーズンを加えた2024年度(2024年4月19日~11月17日、2024年12月20日~2025年3月30日)通年の来場者数は46万3000人を超え、2000年以降で最多だった前年度を25%上回った。
岩岳リゾートは近年、「世界水準のオールシーズンマウンテンリゾート」の実現を目指し、グリーンシーズンや冬期の観光目的来訪者の受け入れを強化している。
