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日本一の海上道路、開通~伊良部大橋・沖縄県宮古島市~ニッポンを歩こう033

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2025年現在、海上を渡る日本一の無料橋梁は、宮古島と伊良部島を結ぶ伊良部大橋である。全長3,540m、2015年1月31日に供用開始された。

橋が開通するまでの両島間は、フェリーが往来していた。渡し舟のような小さなフェリーだ。そして、開通日当日は、伊良部島の方から渡り初めをしたいと考える人が多く、フェリーは満員だった。そのため、乗船後クルマから降りられず、そのまま伊良部島に渡った。

宮古島は、海の美しさが国内でも群を抜いていると言われる。その結果、石垣島とともに離島観光のトップアスリートとなっている。また、移住人口率も高い人気の島でもある。

交通インフラの変化がもたらすものは・・・

さて、2019年、伊良部島と島続きの下地島に民間航空機が就航した。この下地島空港は、離島としては珍しく3,000mの滑走路を持つ。大型航空機がタッチアンドゴー(離発着)を繰り返す訓練飛行場として有名だった。長大な橋をはさんで、2つの空港が存在する宮古島市の観光は、宮古島空港だけの時よりも大きな伸びを示している。

供用開始の1時間ほど前、伊良部大橋を俯瞰する展望台に立ち寄った。クルマが一台も走っていない姿は、これから血液が流れだす人間のようにも思えた。あれから10年、宮古島の観光がどのようになっているのか、気になるところである。

(2015.01.31.撮影)

(これまでの特集記事は、こちらから) https://tms-media.jp/contributor/detail/?id=8

取材・撮影 中村 修(なかむら・おさむ) ㈱ツーリンクス 取締役事業本部長

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