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東海岸はこれからの観光コンテンツ~カヌチャベイリゾート・沖縄県名護市~ニッポンを歩こう035

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沖縄本島には、日が昇る東海岸に宿泊施設が少ない。代表的なリゾートホテルが連なる恩納村は、陽が沈む西海岸である。

2021年の東京オリンピック・パラリンピック時に、「ナイトタイムエコノミー」という言葉が、観光業界のキーワードとして叫ばれた。これまで、東京は新宿や六本木といった24時間眠らない不夜城が、その役目を果たしてきた。昨今、訪日外国人が飛躍的の伸長している。そのため、夜の観光コンテンツを充実させることが重要な課題となっている。しかし、公共交通機関が深夜まで運行している大都市では、ナイトコンテンツを楽しんだ後、宿泊する場所に帰ってしまう。

経済効果の拡大には、朝活が必須

観光業界にとって、宿泊による経済効果は高い。そのため、各地でお客さまに泊まっていただく取り組みを長い時間をかけて構築してきた。そして、宿泊需要の拡大につながる取り組みとして、「朝活」に注目が集まっている。その中でも「早朝」というキーワードが浮上している。この時間帯のコンテンツは、その地に宿泊しないと体験できないモノ・コトだ。日中はオーバーフローしている観光地も、早朝であれば、人がいない貸切状態を体感できる。

既に早朝のコンテンツ作りを積極的にすすめている地域もある。例えば、和歌山県白浜温泉は、白砂の白良浜で「朝ヨガ」や「地引網」体験が人気を博している。また、山形県寒河江市は、朝採りのサクランボ狩りを楽しむツアーを造成している。一次産業体験の充実によって、集客を拡大しているのだ。

さて、ここカヌチャベイ・ホテル&リゾートは、沖縄中北部の名護市東海岸に位置する。浜辺でオープンエアの朝食を摂りゴルフなどのスポーツにいそしむ。優雅かつ健康的な体験こそ、ロングステイにもつながるキラーコンテンツになっていく。元気がみなぎる朝、東海岸はこれからの観光地である。

(2018.01.18.撮影)

(これまでの特集記事は、こちらから) https://tms-media.jp/contributor/detail/?id=8

取材・撮影 中村 修(なかむら・おさむ) ㈱ツーリンクス 取締役事業本部長

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