北陸信越運輸局は4月28日、管内4県(新潟、長野、富山、石川)の1月の宿泊統計を発表した。延べ宿泊者数は前年同月比2.1%減の338万人泊で、コロナ禍前の2019年比では1.3%増だった。
日本人宿泊者数は前年比12.0%減の257万人泊で、2019年比11.2%減。一方、外国人宿泊者数は前年比52.1%増の81万人泊で、2019年比83.1%増と大きく伸びた。
4県の延べ宿泊者数に占める外国人の割合は23.9%。外国人宿泊者数は長野県が44万人泊(前年比37.1%増、2019年比77.5%増)、石川県が16万人泊(同98.1%増、同131.0%増)で、この2県で全体の約74%を占めた。
県別の延べ宿泊者数は、新潟県が88万人泊(前年比7.0%増、2019年比2.1%減)、長野県が166万人泊(同5.9%増、同3.2%増)、富山県が21万人泊(増減なし、同0.7%増)、石川県が62万人泊(同26.6%減、同1.3%増)だった。
外国人宿泊者数は、新潟県が18万人泊(同55.0%増、同72.4%増)、長野県が44万人泊(同37.1%増、同77.5%増)、富山県が2.2万人泊(同123.3%増、同32.8%増)、石川県が16万人泊(98.1%増、同131.0%増)だった。石川県では能登半島地震の影響で、七尾市や輪島市など一部地域が調査対象から除外されているほか、被災による二次避難者も含まれる可能性がある。
全国の1月の延べ宿泊者数は4,887万人泊で、前年同月比7.1%増、2019年比23.7%増だった。