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ゼブラなど企業16社が「SOSチャレンジ」、野生動物の保全に関心を

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動物や自然を社名やロゴ、キャラクターに掲げる企業16社が共同で組織する「SAVE OUR SYMBOLS CHALLENGE(SOSチャレンジ)」事務局は5月1日、野生動物や自然環境の保全を目的としたプロジェクト「SOSチャレンジ」を発足させた。ゼブラ、シャークニンジャ、ネスレ日本、サントリーなどが参加している。

動物をモチーフにした商品は日常的に親しまれている一方で、野生動物の現状や保全活動に対する関心が低いという現状を踏まえ、企業が一体となって消費者の意識を喚起し、行動を呼びかけるもの。SOSチャレンジでは、教育や買い物を通じた参加の仕組みを用意した。

教育面では、よこはま動物園ズーラシア園長で日本動物園水族館協会会長の村田浩一氏監修のもと、小中高生向けの探究学習プログラムを開発。TBS系列で1993年から約15年間放送された動物番組「どうぶつ奇想天外!」の映像素材などを活用した事前学習に加え、動物園や水族館と連携してフィールドワークも実施する。

全国の小中学校で9月以降の導入が予定されており、将来的には旅行会社と連携したツアー販売も視野に入れている。

購買支援の側面では、楽天市場と連携して特設キャンペーンページ「SAVE OUR SYMBOLS CHALLENGE supported by Rakuten」を立ち上げ、参加企業の商品を紹介。対象商品を購入すると購入金額の1%が自然環境保全活動に寄付される。さらに、対象商品に使えるクーポンの配布も行う。

プロジェクト実施に先立ち実施された意識調査(対象595人)では、「動物をモチーフにした商品を普段購入する」と答えた人が57.3%に上り、女性に限れば65.6%と高い関心を示した。

一方で「野生動物に関心がある」と答えた人は39.5%にとどまり、「知る機会を積極的に作っている」と答えた人は22%にすぎなかった。キリンやライオンが絶滅の危機にあることを知っていると回答した割合はそれぞれ18.3%、21.2%にとどまり、身近な動物に対する認識のギャップが浮き彫りになった。

SOSチャレンジは今後、メディアとの連携も深めながら、企業の環境保全活動の可視化を進め、社会全体での理解と行動の拡大を目指す。

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