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これから始まる関門物語~山口県下関市・福岡県北九州市~ニッポンを歩こう059

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関門海峡は下関と門司との間、本州と九州を結ぶ海峡。源平合戦でも名高い壇之浦と和布刈(めかり)間が幅600mという国内でも有数の早瀬だ。最深部は47m、大潮の時には最大10ノットという速さで海が動く。

古くから「ここを制する」ものは、世の中を支配するとも言われた。源頼朝はここで平家を滅ぼし鎌倉幕府を開いた。また、時を経て、第二次世界大戦の最中には関門鉄道トンネルが開通(1942年)する。その後、関門国道トンネル(1958年)、高速道路の関門橋(1973年)や新幹線の新関門トンネル(1975年)と次々に交通の利便性が図られてきた。

海上交通の要衝は、下関・門司ともに新たな産業施設が集約されてきた。そして、その名残の多くが「ノスタルジック海峡」と呼ばれる観光地となっている。

近現代の歴史・文化的な観光コンテンツが多い関門であるが、広島や博多といった大商業地から離れているため、忘れ去られた観光地になっていることが少なくない。ポテンシャルの高い地域であるため、次なる一手が望まれる。

(2020.10.17~19.撮影)

(これまでの特集記事は、こちらから) https://tms-media.jp/contributor/detail/?id=8

取材・撮影 中村 修(なかむら・おさむ) ㈱ツーリンクス 取締役事業本部長

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