大阪府堺市は、堺旧港~大阪・関西万博会場間の海上航路の利用を呼びかけている。利用拡大を図ろうと運航会社は7月1日、堺旧港と大阪・関西万博会場の夢洲とを結ぶ海上交通を増便するとともに、運賃を引き下げた。大阪湾の風景と万博施設「大屋根リング」を海上から望む船旅としてアピールしている。
料金は、堺旧港発・夢洲行きの大人運賃が従来の3,800円から2,800円、こどもは1,900円から1,000円に引き下げられた。復路となる夢洲発・堺旧港行きは、大人1,400円、こども500円とさらに割安に設定されており、障害者割引も適用される。
堺旧港船着場へは南海本線堺駅から徒歩約5分。運航時刻は堺旧港発が9時、10時30分、16時の1日3便。夢洲発は17時、20時30分に加え、新たに22時発が増便された。所要時間は約30~35分で、混雑を避けながら快適に万博会場へアクセスできる。
乗船するのは、万博公式キャラクター「ミャクミャク」をあしらった「ミャクミャク号」。船内外ともにキャラクター仕様。船上からは大阪ベイエリアや大屋根リングを一望でき、陸路とは異なる旅気分も味わえる。
また、会場入場予約を10時台から12時台に設定した来場者は、1時間前の時間帯で優先入場が可能となっており、スムーズな入場にもつながる。
運航やチケット予約の詳細は運航事業者ユニバーサルクルーズの公式サイトで案内している。