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大阪が世界1位の観光都市に、京都は3位に後退 韓国Yanolja Researchが旅行者視点に基づく新指標で

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韓国の観光産業専門調査機関Yanolja Research(ヤノルジャ・リサーチ)は2日、2025年世界観光都市魅力度評価(2025 Global Tourism City ttractiveness Evaluation)セミナーにおいて、新たな評価指標「Yanolja Attractiveness Index(ヤノルジャ魅力度指数)」を発表した。

初回となる本指標の評価では、大阪が2024年の3位から順位を上げ、世界で最も魅力的な観光都市1位の座を獲得した。前年に1位だった京都は3位に後退したが、引き続き上位を維持している。さらに沖縄(10位)、福岡(11位)、東京(12位)、札幌(18位)を含む日本の6都市がトップ20にランクインし、日本の観光地の総合的な評価が高いことが示された。

同指数は、韓国の慶熙大学H&T Analytics Center、米国パデュー大学のCHRIBA研究所、Yanolja Researchの三者が共同開発。評価には、英国のBrandwatchが提供する14言語のソーシャルメディアデータを活用し、世界191の主要観光都市の魅力度を分析した。

「Yanolja Attractiveness Index」は、従来の交通やインフラなど供給側要因に基づく「観光競争力」とは異なり、実際の旅行者の視点に立ち、「心理的魅力」や「感情的価値」に基づいて観光都市を評価した。具体的には、「都市の魅力度(Attractiveness)」と「都市の評判(Reputation)」という2本柱から構成されており、都市の美しさ・自然景観、文化・歴史、体験できるコンテンツ、ホスピタリティの4側面に分類し、総合的に判断される。

アジアの都市が台頭、バンコクやシンガポール、チェンマイ

2025年のランキングでは、大阪と京都がアジア1位・2位を占めたほか、東南アジアの都市の台頭も目立った。バンコクは前年の16位から7位へ、チェンマイは61位から20位へと大きく順位を上げ、アジア全体で魅力度が高まっていることがうかがえる。一方、欧州ではパリ(2位)、ロンドン(6位)、ローマ(8位)が依然高評価を維持する一方、マドリードやバルセロナは順位を落とした。米州ではニューヨーク(4位)を筆頭に、米国の複数都市が上位に名を連ねている。

Yanolja Research責任者でパデュー大学教授のスーチョン・ジャン博士は、「この指数は、インフラ中心の従来型評価を超え、観光客の実際の声を分析に取り入れた初の試みである」とし、日本やアジア諸都市の好成績は「観光トレンドの変化と地域の成長可能性を示す」と述べた。

Yanolja Researchは、今後も本指数を毎年発表し、観光都市の魅力や市場動向を継続的に追跡する方針を示している。

上位20都市の詳細などは、公式サイト(https://www.yanolja-research.com)で閲覧可能。

【2025年版 世界観光都市魅力度ランキング トップ20】

1位:大阪(日本)

2位:パリ(フランス)

3位:京都(日本)

4位:ニューヨーク(米国)

5位:ソウル(韓国)

6位:ロンドン(英国)

7位:バンコク(タイ)

8位:ローマ(イタリア)

9位:ドバイ(UAE)

10位:沖縄(日本)

11位:福岡(日本)

12位:東京(日本)

13位:ワシントンD.C.(米国)

14位:ロサンゼルス(米国)

15位:シンガポール

16位:済州島(韓国)

17位:シカゴ(米国)

18位:札幌(日本)

19位:香港(中国)

20位:チェンマイ(タイ)

ソース:https://jp.prnasia.com/story/125305656-3.shtml?utm_source=apacprnj&utm_medium=email
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