東急とJR東海は11、12月に、豪華クルーズトレイン「THE ROYAL EXPRESS」を、神奈川・静岡・愛知・岐阜の4県を巡る「THE ROYAL EXPRESS ~TOKAIDO・FUJI CRUISE TRAIN~」として運行する。期間は11月7日から12月22日までで、3泊4日の旅程を計6回予定している。
「THE ROYAL EXPRESS」は著名車両デザイナーの水戸岡鋭治氏が手がけた豪華観光列車で、通常、伊豆エリアを走行している。今回の運行では、横浜から静岡、名古屋、岐阜、浜松を経て横浜に戻るルートを辿り、かつての東海道五十三次に連なる歴史と文化の道をたどる。
車窓からは富士山や茶畑、松並木、宿場町の街並みなど、東海道ならではの景色を望み、沿線では静岡の伝統工芸体験や、国宝・犬山城の見学、岐阜・美濃の「うだつの上がる町並み」散策など、地域文化に触れる企画が多数用意されている。
食事は東海エリアの名店が監修。初日は静岡のフレンチレストラン「エルマイヨン」の昼食、2日目は「共水うなぎ」の専門店「うな正」、3日目には愛知のイタリアン「BOTTEGON」、最終日は静岡・村松氏による本格中国料理が提供され、いずれも地域の旬の食材を活かした特別メニューを提供する。
宿泊は高級旅館・ホテルを選定し、静岡・岐阜・浜松でそれぞれ選択制となる。全室半露天風呂付きの客室や、伝統的な古民家を活用した滞在施設もある。
旅行代金は1人82万円から89万円(2人1室利用、税込)。1回の定員は26名、最少催行人数は12名。申込は7月31日まで、ホームページなどで受け付け、抽選による販売となる。