国土交通省(物流・自動車局旅客課)は8月8日、完全キャッシュレスバスの実証運行の実施路線として、26事業者42路線を選定したことを発表した。各事業者は、8月26日以降、順次運行を開始。深刻な運転者不足などバスネットワークの維持に向けて、バス運行における完全キャッシュレスバス化を進める。
バス業界では、事業者による積極的な投資で極めて高いキャッシュレス環境が整備され、現金を取り扱わない完全キャッシュレスバスの環境が整いつつある。完全キャッシュレスバス化を進めることで、大きな経営改善効果や運転者の負担軽減が見込まれる。
国交省では、丁寧に利用者理解の醸成を図る観点から、昨年度に引き続き、実証運行を8月26日以降に行う。検証結果は2026年4月ごろに公表する予定。
2025年度 完全キャッシュレスバス実証運行の選定事業者・路線


