JR西日本は10月18日、奈良の魅力を体現する特急「まほろば」の第2編成となる「悠久（ゆうきゅう）」の運行を始める。奈良の文化と歴史の継承をテーマにしたデザインを採用。墨色から灰渋色へのグラデーションをまとい、乗る人を“時の旅”へと誘う。

悠久は、第1編成「安寧（あんねい）」に続く新編成。デビューは10月18日で、特急「まほろば」は翌日以降において第1編成「安寧」または第2編成「悠久」のどちらかで運転する。

外観は、時の積み重ねにより、深みを帯びた仏像の経年変化を思わせる墨色と灰渋色の車体カラー。墨色から灰渋色のグラデーションで、「文化の万世（万葉）への継承」を車体に表現している。内装は、落ち着いた墨色のシートに、奈良時代・平安時代に装飾として多く用いられた、空想上の花をかたどった宝相華文様をあしらっている。悠久に包まれた古の奈良に思いを馳せる、旅の空間を演出している。

「生まれ変わった特急『まほろば』で奈良への旅を楽しんでほしい」と同社。詳しくは、特急「まほろば」リニューアル専用ホームページ URL https://www.jr-odekake.net/railroad/mahorobalimitedexpress/ から。