この句は、夏の終わりを感じさせる風の中、ふと立ち寄った銀座の小さな画廊での出来事から生まれました。暑さの名残はあるものの、風は少し乾いていて、季節が確かに動き始めているのを感じました。画廊に入ってみると、作品が秋の気配を感じさせる風景や色調のになっていました。画廊の空間全体が一歩早く秋へと足を踏み入れたようでした。私もときどき銀座で写真展をしますが、確かに画廊はいつも季節を意識し、また季節の移ろいを先取りしているように感じます。
関連記事はこちらから。寄稿者詳細 | ツーリズムメディアサービス(TMS)