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クラブツーリズム、関西2府8県をつなぐ周遊型バスツアー紹介サイト始動

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クラブツーリズムと近畿運輸局が連携、インバウンド長期滞在も視野に

クラブツーリズムは12月8日、国土交通省 近畿運輸局と連携して関西広域を周遊するバスツアーを集約したツアー紹介サイト「関西広域周遊バスツアー」の運営を開始した。関西2府8県を対象に、自然・食・イベント・歴史・文化など多彩なテーマの周遊型ツアーを一体的に発信。地域活性化と長期滞在型観光の促進を図る。

同サイトは、「地方創生の核となる地域周遊バスツアー造成及びツアーコンテンツを活用した『日本版シートインコーチ』導入に向けた課題調査事業」の一環として開設されたもの。福井、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、徳島の関西2府8県を対象エリアとし、参画する旅行会社各社が企画したツアー商品を横断的に紹介している。

特徴は、単なる観光地巡りにとどまらず、地元の食、体験、交流など地域と深く関わるコンテンツを重視している点。地方部における旅行者の利便性・快適性を高めながら、地域側の受け入れ体験コンテンツの深化を図ることで、欧州では一般的な「シートインコーチ(乗合型バス周遊)」の日本版モデル構築も視野に入れる。

掲載ツアーには、城崎温泉街と高級食材を組み合わせたグルメツアーや、伊根の舟屋・天橋立などを巡る日本海側周遊ルートなどが並ぶ。本ズワイガニや神戸牛、活鮑、鰻、北海道産帆立といった五つの高級食材を味わうツアー(旅行代金1万2980円)や、ズワイガニ1杯付きの昼食と城下町・温泉街散策を楽しむプラン(9980円~)など、食を強く打ち出した商品も目立つ。

また、「伊根の舟屋」と「天橋立」を巡り、冬の三大味覚とされるズワイガニ、フグ、ブリを堪能するツアー(15,990円~)など、インバウンド需要も意識した高付加価値型商品もそろえる。

同社では、本サイトの運営を通じて、長距離・広域移動の障壁となりがちな地方部での二次交通の利便性向上と、地域との継続的な関係人口の創出を目指す。乗り継ぎ型バスツアーによる広域周遊が定着すれば、関西全体を舞台とした〝長く滞在する旅〟の受け皿としての役割も期待される。

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