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4月1日から福島DC、訪日客にもアピール

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福島県とJRグループは4月1日から6月30日まで、県内全域を舞台に「ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)」を実施する。キャッチコピーは「しあわせの風ふくしま」。春の福島の自然、食、文化、復興の歩みを国内外に発信する大型観光キャンペーンとなる。

DCは、JRグループと自治体が連携し、地域の魅力を全国規模で紹介する観光施策。福島県ではこれまでもDCを展開してきたが、今回は春季(4~6月)に実施し、訪日外国人旅行者の地方分散や滞在型観光の促進も目指す。

テーマは「風の恵」「風の香」「風の詩」「風の路」の4つ。桜や新緑、温泉といった自然資源に加え、発酵文化や酒、歴史・伝統行事、復興の歩みを体感できる企画を通じ、福島ならではの物語性を伝える。文化体験や食を軸にした内容は、訪日客の関心が高い分野でもあり、地域理解を深める導線としても位置付ける。

鉄道を活用した企画もDCの柱となる。DC限定で運行する「SL しあわせの風ふくしま号」や、全車グリーン車の「なごみ浜通り号」など、移動そのものを体験価値とする観光列車を設定。首都圏や東北各地からのアクセス向上に加え、鉄道文化に関心の高い訪日客の需要も取り込む。

地域イベントでは、会津の侍文化を紹介する「會津SAMURAI WEEK」や、県内の花の名所を巡る「花の王国ふくしまフラワースタンプラリー」、発酵を切り口に食文化を紹介する「発酵ツーリズム福島」などを展開する。歴史、食、自然といった要素を組み合わせることで、周遊性を高め、長期滞在につなげる。

プロモーション面では、JRグループとスクウェア・エニックスが連携し、「FINAL FANTASY」シリーズの世界観を想起させるビジュアル展開を実施する。海外でも知名度の高いコンテンツを活用し、福島の風景や観光地をアピールすることで、訪日前の認知向上を図る。

東日本大震災から15年の節目を迎える年に実施される今回の福島DCは、復興が進む地域の現在の姿を伝える役割も担う。実行委員会は2026年春の観光入込数を1,600万人規模と見込み、国内旅行者に加え、訪日客の地方誘客を通じた持続的な観光振興につなげたい考えだ。

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