帝国ホテルは3月5日、京都市東山区祇園町に「帝国ホテル 京都」を開業した。帝国ホテルとして新たにホテルを開業するのは約30年ぶりとなる。
開業当日は午前11時からオープニングセレモニーを開き、文化庁長官の都倉俊一氏、京都府知事の西脇隆俊氏、京都市長の松井孝治氏ら来賓や関係者が出席した。帝国ホテルの風間淳社長と坂田玲子総支配人らがテープカットを行い、祇園甲部の芸妓20人が祝いの「手打ち」を披露して開業を祝った。
風間社長は「祇園という歴史と伝統が息づく地で開業の日を迎えられたことに感謝する。建物の歴史を守りながら人によるおもてなしを大切にし、この地の文化を世界へ発信していきたい」と述べた。
また坂田総支配人は「祇園の文化と歴史を受け継ぐ弥栄会館を拠点に、地域とともに新たな歴史を重ねていきたい。国内外から訪れる人が再び訪れたいと思うホテルを目指す」と話した。
ホテルは、祇園甲部歌舞練場の敷地内にある国の登録有形文化財「弥栄会館」の一部を保存・活用して整備した。歴史ある建物の意匠を生かしながらホテルとして再生した。内装デザインは新素材研究所の榊田倫之氏が手がけ、日本の自然素材を取り入れた空間とした。
客室は本棟47室と北棟8室の計55室。館内にはフランス料理「練」、オールデイダイニング「弥栄」、メインバー「オールドインペリアルバー」、ルーフトップバー「ザ ルーフトップ」などを設ける。ペストリーショップのほか、宿泊者ラウンジ、プール、サウナ、温浴施設、フィットネスジム、スパなども備える。
帝国ホテル京都は開業前の2025年4月から、世界の独立系ラグジュアリーホテルで構成するホテルコレクション「ザ リーディングホテルズ オブ ザ ワールド」に加盟している。