JR東日本びゅうツーリズム&セールス(東京都墨田区)は、鉄道ファン向けブランド「びゅう鉄」の創設1周年を記念し、特別ツアー第1弾を発売した。碓氷峠の廃線区間を歩く深夜ツアーなど、鉄道の歴史や車両を間近に体験できる企画をそろえた。
目玉となるのは、旧信越本線の軽井沢―横川間を歩く「碓氷峠廃線ウォーク」。ツアーは東京駅を22時8分発の北陸新幹線で出発し、軽井沢駅へ向かう。軽井沢駅を23時40分ごろに出発し、1997年9月に廃止された旧信越本線の下り線を歩く。
0時頃に長野・群馬県境を通過し、中尾川橋梁、旧熊ノ平信号場など碓氷峠の鉄道遺構を巡りながら横川方面へ進む。午前2時頃に旧熊ノ平信号場で約1時間の休憩を取り、新碓氷川橋梁、峠の湯を経て、午前6時頃に横川駅前に到着する。
歩行距離は約11.2キロ、所要時間は約6時間20分。普段は立ち入ることのできないトンネルや橋梁を歩き、急勾配が続く碓氷峠の線形を体感する内容となる。
横川駅からは信越本線で高崎駅へ移動し、上越新幹線で東京駅に戻る。出発日は5月6日で、旅行代金は3万円、募集人数は30人。
もう1つの企画は、長野総合車両センターで行う車両撮影会ツアー。今年3月に引退予定のしなの鉄道115系S9編成と、今年1月に塗装変更された211系N608編成を並べて撮影できる。撮影時間は約60分で、4月19日に実施する。
現地集合の第1部(4万円)と東京駅発着の第2部(5万円)の2コースを設定し、各回25人限定とした。
「びゅう鉄」は、列車旅や撮影会、廃線探訪など鉄道の魅力を体験できる旅行商品を扱うブランドとして2025年に始まった。今後も団体臨時列車や鉄道施設見学など、鉄道ファン向けの企画を予定している。