離島特化型の引越しサービス「離島引越し便」を展開するアイランデクス(福岡市中央区)は、3月5日に福岡市で開催されたビジネスカンファレンス「ICCサミット FUKUOKA 2026」のピッチコンテスト「ソーシャルグッド・カタパルト」で優勝した。人口減少が進む日本の離島を舞台に、物流を通じて社会課題の解決に取り組む。
同コンテストは、社会課題の解決に挑む起業家が事業を発表するICCサミットの注目プログラムの一つ。今回は10人の起業家が登壇し、各7分のプレゼンテーションを実施。審査員の投票により、アイランデクスが最優秀評価を獲得した。
同社は2018年設立。日本で唯一、離島に特化した引越しサービス「離島引越し便」を展開し、これまでに3,200家族以上の離島引越しを支援。全国の有人離島の約80%に対応している。船便と島内物流を組み合わせた独自ネットワークを構築し、離島移住のハードルとなっていた物流課題の解決に取り組んできた。
プレゼンテーションでは、日本に416ある有人離島で進む人口減少や担い手不足を背景に、物流が移住や地域コミュニティ形成の重要な基盤であることを説明。引越しを「人と地域の関係の始まり」と捉え、地域住民と協働する「共助型引越し」の取り組みを紹介した。
アイランデクスは現在、全国8つの離島に拠点を持ち、車両輸送、建設、シェアハウス、宿泊事業などにも事業を拡大。累計4万人以上の離島移住や物流に関わってきた。
同社は「人生に離島を。」をスローガンに、移り住みやすくする仕組み、暮らしやすくする仕組み、関わりやすくする仕組みの3領域を軸に事業を展開。離島の暮らしを支える社会インフラの構築を通じ、人口減少社会における新しい地域モデルづくりを目指している。