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世界自然遺産・屋久島を安全に満喫するために知っておきたいルールとマナー

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九州の最高峰・宮之浦岳がそびえ、縄文杉に代表される原生的な森が広がる世界自然遺産「屋久島」。年間を通して多雨に恵まれたこの島では、「いつでもどこでもおいしい水が飲める」豊かな水環境がすべての命を支えています。

しかし近年、十分な準備を持たない登山による遭難事故や、野生動物へのエサやり等のトラブル、さらには山岳トイレの過酷な維持管理など、様々な課題が発生しています。

こうした課題を未然に防ぐため、現在、環境省(屋久島自然保護官事務所)が中心となり、令和7年度に向けて屋久島国立公園における利用ルール・マナーの啓発活動を広く行っています。

美しい屋久島の自然を未来へ残し、私たち自身も安全に旅行を楽しむために、環境省が旅行者に向けて強く呼びかけている「出発前に必ず知っておきたい大切なルールとマナー」をご紹介します。

事前の準備が命を守る!登山の必須装備と「登山届」

屋久島の山の天候は急変しやすく、夏場であっても雨に打たれて低体温症になる危険性があります。日帰りであっても、上下別の雨具、水、食糧、ヘッドライト、地図、ホイッスルなどの備えが必須です。 また、登山の基本として、滑りにくく疲れにくい登山靴を履き、怪我や虫刺されを防ぐために長袖・長ズボンを着用しましょう。 そして万が一の遭難事故に備え、入山前には必ず「登山届」を提出してください。

野生動物には「エサを与えない」「10mの距離を保つ」

ヤクザルやヤクシカなどの野生動物に食べ物を見せたり、与えたりすることは法律や条例で禁止されています。人間の食べ物の味を覚えることは、動物たちの生態系を壊すだけでなく、人間とのトラブルにも繋がります。現在、サルやシカへの餌やり事例が発生し、大変深刻な問題となっています。 野生動物に遭遇した際は、決してエサを与えず、少なくとも10m程度の距離を保って静かに見守りましょう。

知られざる「山岳トイレ」の過酷な現状と携帯トイレの推奨

屋久島での登山中、私たちが快適にトイレを利用できる裏には、関係者の並々ならぬ努力があります。山岳部には電気や道路がないため、汲み取り式トイレのし尿は、なんと「人力」や「トロッコ」を使って里まで搬出されており、莫大な労力と費用がかかっています。 自然環境と水質を守るため、登山へ行く際は出発前にトイレを済ませるだけでなく、山中のブースで利用できる「携帯トイレ」を必ず持参しましょう。また、屋久島の環境保全に活用される「屋久島山岳部環境保全協力金」へのご支援にもぜひご協力ください。

出発前に公式動画でマナーをチェック

環境省では、旅行を計画する早い段階からルールを知っていただくため、「屋久島マナーナビ」という解説動画をYouTubeで公開しています。 屋久島を訪れる予定のある方は、出発前に必ず以下の特設ページと動画をチェックし、万全の準備を整えて大自然を満喫してください!

公式YouTube動画「屋久島マナーナビ(4分40秒)」
https://youtu.be/l26Amq7p7Uk

環境省 屋久島世界遺産センター 特設ページ
https://www.env.go.jp/park/yakushima/ywhcc/np/manner_rules_navi.html

寄稿者:東京山側DMC 地域創生まちづくり事業部

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