成田国際空港(NAA、藤井直樹社長)が3月26日に発表した3月1~21日の総発着回数は、前年同期比2%減の9587回だった。このうち、中東路線は同79%減の36回と大幅に減少した。中東情勢の悪化で欠航が相次いだ。さらに渡航自粛の影響を受け、中国路線は同38%減の1107回だった。
藤井社長は、他方面からの継続的な訪日需要も高まっていることを踏まえながら、「全体で中東路線が占める割合は少なく、総発着回数は大きく変わっていない」と説明した。
具体的には、台湾路線が同18%増の1028回、欧州線は同16%増の258回、韓国路線が同13%増の1960回と2ケタ増となった。
また情勢の悪化を受け、ジェット燃料については「供給に支障はない。燃料が激しく値上がりしており、航空券の値段も上がっている」と話し、状況を注視していく考えを示した。
情勢悪化前の2月における発着回数は同2%増の1万9081回。総旅客数は同5%増の344万9806人。このうち、外国人旅客数は同202万4179人と2月として過去最高だった。中国政府による渡航自粛要請で中国が減少した一方、旺盛な訪日需要で台湾や韓国、欧州からの旅客数が増加した。日本人旅客数は同5%増の292万1494人となった。
藤井社長は日本人の利用について「コロナ禍から継続的に伸びている」と説明した。
情報提供 旅行新聞新社(https://www.ryoko-net.co.jp/)