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ひたち海浜公園、年間入園者179万人 天候不順で秋落ち込む

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国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)は、令和7年度の年間入園者数が1,794,152人だったと発表した。前年に比べて伸び悩んだものの、各種イベントや新規企画により一定の集客を維持した。魅力向上に向けた施策を進めてきたが、特に10月を中心とした週末の天候不順が大きく影響し、年間入園者数を押し下げる結果となった。

春はネモフィラ好調も微減、回復は道半ば

ネモフィラが見頃を迎えた4〜5月の入園者数は約79万人(前年比0.6%減)。ゴールデンウィークと見頃が重なり一定の集客を確保したものの、インバウンドや団体ツアーの回復が十分ではなく、コロナ禍前水準の約7割にとどまった。

秋のコキアは天候直撃、年間押し下げ要因に

最大の影響要因となったのが秋シーズンだ。コキア紅葉が見頃となる10月は約25万人(前年比69.2%)と大きく減少。例年は年間でも最大の集客期だが、週末ごとの天候不順により来園機会が失われた。

イベント施策が下支え、夜間企画は過去最高

一方で、イベント施策は一定の成果を上げた。コキアライトアップは音楽アーティストとのコラボにより過去最高の約7.6万人を動員し、9月の来園者数は歴代2位を記録した。また、11月もイベントと好天が重なり高水準となったほか、冬季はアイスチューリップやドッグランの延長、初開催のドッグイベント「Sippo Festa」などが来園動機を創出し、閑散期の底上げにつながった。

新規コンテンツで季節分散を推進

夏季には初開催の「カブトムシハウス」や水遊び場の充実、音楽フェス「LuckyFes」の拡大などにより話題を創出。春・秋に偏りがちな来園需要の分散にも取り組んだ。ただし、団体ツアーは前年から減少しており、国内外の団体需要の回復が今後の課題となる。

地域連携でさらなる活性化へ

同園は今後について、安全・安心な公園運営を前提に、多様な利用ニーズへの対応を強化するとともに、地元自治体や周辺施設との連携を通じて地域全体の活性化を図る方針を示した。四季折々の花やイベントを核に、年間を通じた安定的な集客と観光拠点としての機能強化が求められる。

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