ジャパンチケットホールディングスのグループ会社であるJapanTicketはこのほど、シンガポール航空グループの会員プログラム「KrisFlyer」、体験予約プラットフォーム「Pelago」と連携し、インバウンド富裕層向け体験事業「JapanTicket PRESTIGE」による日本体験パッケージの提供を開始した。日本各地の高付加価値体験を「マイルで予約できる形」で提供する新たな販路を構築。世界有数の富裕層会員基盤に対し、宿泊・食・文化体験を組み合わせたパッケージを直接届ける。
連携の仕組みは、JapanTicket PRESTIGEが体験の企画・運営を担い、Pelagoが予約・販売、KrisFlyerがマイルによる送客導線を提供する三位一体のモデル。これにより、海外富裕層がシームレスに日本体験を予約できる環境を実現した。
第一弾として、東京・京都の2エリアで3つのパッケージを展開。東京では「ふふ 東京 銀座」を拠点に、相撲部屋での朝稽古見学や力士との交流、ヘリコプターによる夜景遊覧を組み合わせたプランを用意。京都では、町家一棟貸「季楽 邸 清水」に滞在し、舞妓文化体験を楽しむ内容となっている。
いずれも数十万マイル規模での交換が必要となる高付加価値商品で、ラグジュアリー志向の旅行者を主なターゲットとする。2026年6月体験分まで予約が可能としている。
背景には、アジアを中心とした富裕層の間で「本物の日本体験」への関心が高まっていることがある。訪日外国人数が過去最高水準となる中、特にKrisFlyer上位会員は旅行への投資意欲が高く、非日常性や独自性の高い体験を求める傾向がある。
JapanTicketはこれまで、国内の宿泊施設や文化事業者と連携し、高付加価値体験の造成を進めてきた。今回の連携により、これらのコンテンツをグローバルな富裕層市場へ直接展開できるようになり、地方を含めた新たな需要創出にもつながるとみられる。
同社は今後も、体験価値の高度化と販売チャネルの拡張を通じ、日本の観光資源を世界に発信していく方針だ。