東京山側DMCは6月28日、東京都あきる野市五日市の田んぼで「お田植え祭」を開催した。車山神社の宮澤宮司を招いて神事を執り行い、探究型自然体験学習スクールの田植え体験参加者など約200人が参加。神事や自然体験を通じた伝統文化を次世代へ継承し、地域に根ざした観光まちづくりにつなげる。
巫女舞を奉納、一粒一粒への感謝を込めて

ダブル台風の影響が心配されたが、当日は曇り空ながら雨に降られることなく無事に神事が行われた。参加者の内訳は、探究型自然体験学習スクールの田植え体験が約160人、お田植え祭の参列者が約40人、ボランティアが5人。神事では巫女舞の奉納も行われ、参加者一同がお米の神様へ感謝を捧げ、五穀豊穣と平和を祈念した。
祭壇には地元で育てられた野菜や果物がお供えされ、形は少し不揃いでも土の恵みを受けた力強い生命力を感じさせるものだった。神事後には直会として軽食がふるまわれ、田植え体験を通じて「いただきます」という言葉に込められた命への感謝を改めて体感する機会となった。
効率化の時代に「失ってはいけないもの」を守る

効率化や省略化の流れの中で神事が縮小・消失していく傾向がある中、東京山側DMCは「失ってはいけない、取り返しのつかないものがある」との考えのもと、毎年お田植え体験を通した食育や自然体験をあわせて開催している。次回は10月に収穫祭を予定している。