コロナ禍で中断していた「東京高円寺阿波おどり」が4年ぶりに催され、一風変わったアジア各国の踊り手が大喝采を浴びた。26,27日の両日で1万人が酔いしれたこのイベントには、本場の徳島連と東京周辺の各連が自慢の踊りを披露した。
その中で、中国、韓国、タイ、インドネシアなどアジアの10の国と地域の人たちが集まったのが「アジア連」。27日は日本人を含む総勢88人が参加。民族衣装をまとった人たちも、生き生きとした表情でお囃子に合わせ練り歩いた。
交流と友情を深めるきっかけに
「アジア連」は日中の民間交流に注力する高野忠春さんと豊島区が拠点の民族舞踊集団「Nippon」の望月登喜子さんらが呼びかけて結成され、阿波おどりに参加することで、より一層の交流と友情が深まると実現にこぎつけたものだ。そろいの法被や浴衣で踊る多くの連にまじり、きらびやかな各国の民族衣装を交えた「アジア連」が登場し、「マツケンサンバⅡ」を踊ると沿道の観客らもうちわを振りながら、声援を送っていた。