フィジー政府観光局は、フィジー統計局が発表した最新の入国者統計をもとに、2026年1~8月の日本人渡航者数が累計6,869人となり、前年同期比16%増だったと発表した。主要市場の中で最も高い伸び率となり、フィジー全体の伸び率3.7%を大きく上回った。
8月は2024年以降で最多、6カ月連続で前年超え
8月の日本人渡航者数は1,486人で、前年同月比3.4%増。2024年以降の月別では最多となった。前年8月の1,437人と比べても高い水準を維持しており、2024年8月の1,220人からは約22%増加した。7月も932人で前年同月比27.7%増となり、3月から8月まで6カ月連続で前年同月を上回った。
直近12カ月となる2025年9月~2026年8月の累計は9,573人で、前年同期比9%増。1~8月だけで2025年通年の8,630人のおよそ8割に達しており、年間でも前年を上回るペースで推移している。
フィジー全体でも8月の入国者数は99,963人となり、同月として過去最高を記録した。
直行便や幅広い旅行スタイルが成長を後押し
フィジー政府観光局では、日本市場の伸びを支える要因として、成田―ナンディ間の直行便や時差の少なさ、英語が公用語であること、リゾートの多様性などを挙げている。
フィジー・エアウェイズの直行便を利用すれば、日本から約9時間でアクセスでき、時差は3時間。短い休暇でも訪れやすく、現地到着後すぐに過ごしやすい点も特徴となる。
また、大人専用リゾートからキッズクラブを備えたファミリー向け施設、プライベートアイランド、アイランドホッピングまで、目的や予算に応じた選択肢がそろう。
家族旅行から一人旅、留学まで幅広く対応
フィジー全体の8月の入国者では、14歳以下が14.2%、65歳以上が13.2%を占め、幅広い世代が訪れている。
ファミリーや三世代旅行では、キッズクラブを備えたリゾートが多く、子どもと大人がそれぞれの時間を過ごせる環境を整える。ハネムーンやカップル向けには、大人専用リゾートやプライベートプール付きヴィラなどを用意する。
一方、若年層や一人旅では、ヤサワ諸島を高速カタマランで巡るアイランドホッピングが選択肢となる。パシフィックハーバーでのシャークダイブやリバーラフティング、タベウニ島周辺でのダイビングなど、アクティビティを目的とした旅行にも対応する。
英語が公用語であることから、学生や社会人、親子向けの英語留学先としても注目されている。
日本市場向けの情報発信も継続
日本市場では、東京と大阪で旅行業界向けロードショーを開催し、フィジーから9社のサプライヤーが参加した。9月にはパレシュ・パントCEOの来日に合わせ、メディアや旅行業界向けのプログラムも実施している。
フィジー政府観光局アジア局長のヴィンセント・チェン氏は、「日本市場の成長が一時的なものではなく、継続的な勢いとなっていることを大変うれしく思います」とコメント。1~8月の16%増について、「フィジーが日本の皆様にとって身近で魅力的な旅先として定着しつつあることを示しています」としている。
家族旅行やハネムーンだけでなく、一人旅、アクティブシニア、留学など幅広い旅行需要に対応し、年末年始や卒業旅行のシーズンに向けても、日本の旅行業界と連携しながら情報発信を強化していく。