文化庁は10月24日、京都市内の登録有形文化財などを巡る無料の「登録文化財建造物ツアー」を実施する。登録文化財制度の創設30周年と、登録有形文化財(建造物)が1万5000件を超える見込みとなったことを記念した事業で、三条通、京都市京セラ美術館、国立京都国際会館(画像)を巡る3コースを用意する。
「三条通コース」は、近代建築と街並みをテーマに、文椿ビルヂング、京都銀行三条支店、中京郵便局、京都文化博物館別館、SACRAビル、家邊徳時計店、1928ビル、TIME'Sなどを歩いて巡る。定員15人。
「京都市京セラ美術館コース」は、同館の正面エントランスや中央ホール、西玄関、談話室、東庭園を見学した後、岡崎公園周辺を歩く。定員25人。「国立京都国際会館コース」は、建築家・大谷幸夫が手掛けたモダニズム建築をテーマに、ロビーや会議室、庭園などを巡る。定員20人。
ツアーはいずれも午前10時から正午までで、参加無料。文化庁の専用フォームで申し込む。9月27日締め切りで、応募多数の場合は抽選。
同日午後2時からは国立京都国際会館で、登録文化財制度30周年を記念するシンポジウムを開く。彬子女王殿下と伊藤学司文化庁長官による記念対談、国立近現代建築資料館の後藤治館長による基調講演、登録文化財の保存・活用をテーマとしたパネルディスカッションを行う。定員400人、参加無料で先着順。
登録文化財制度は1996年の文化財保護法改正で創設された。文化庁によると、登録有形文化財の建造物は2026年度に1万5000件を超える見込みで、各地で保存されるだけでなく、まちづくりや観光、地域の魅力発信などにも活用されている。