笹川平和財団は10月28日、設立40周年記念シンポジウム「ジェンダー平等世界一の国に学ぶ:女性の力を経済成長へ」を同財団ビルで開催する。17年連続でジェンダー平等世界1位を維持するアイスランドから、元大統領夫人で作家のイライザ・リード氏を迎え、女性のエンパワーメントが社会や経済にもたらすインパクトを議論する。日・アイスランド外交関係樹立70周年記念の催しで、参加は無料。
元アイスランド大統領夫人が基調講演
基調講演には、イライザ・リード氏が登壇する。リード氏はカナダ出身で、20年以上アイスランドに在住する作家・講演家・ジェンダー平等推進者だ。著書にベストセラー「ジェンダー平等世界一 アイスランドの並外れた女性たち」などがあり、2016年から2024年までファーストレディとして活動し、国連観光・SDGs特別大使も務めた。
背景には、日本初の女性首相が「骨太の方針」で経済成長を進めるなか、「女性版骨太の方針」で女性の力を経済成長の原動力にいかに結び付けるかが問われている状況がある。
日本とアイスランドの視点で女性活躍を議論
続くパネルディスカッションでは、リード氏に加え、女性活躍と経済成長の関係を提唱してきたキャシー松井氏、アイスランドの医療・福祉機器メーカーであるオズール社の日本法人、Össur Japan代表の楡木祥子氏、笹川平和財団の角南篤理事長が登壇する。日本とアイスランド双方の視点から、女性活躍を実効性ある政策や成長戦略へとつなげる方策を議論する。
キャシー松井氏は、日本初のESGインテグレーション型ベンチャーキャピタルファンドであるMPower Partnersの共同創業者で、同氏が提唱した「ウーマノミクス」は日本政府の成長戦略にも大きな影響を与えた。世界有数のジェンダー平等先進国の知見と、日本の政策・経済界を代表する登壇者によるハイレベルな対話を通じて、女性のエンパワーメントと経済成長の未来を展望する。
10月27日まで申込を受付
シンポジウムは10月28日午後4時から午後6時まで、笹川平和財団ビル11階国際会議場で開催し、オンライン(YouTube)でも配信する。使用言語は日英同時通訳。
会場参加とオンライン参加のいずれかを選べるハイブリッド形式で、申し込みは10月27日午後11時59分まで同財団のページで受け付ける。共催は駐日アイスランド大使館と笹川平和財団。閉会挨拶は駐日アイスランド大使のフレイン・パウルソン氏が務める。