ブランドUSAが日本の旅行会社などを対象に実施した旅行商品販促プランコンテストで、ベルトラ(東京・日本橋)がグランプリと優勝賞金1000万円を獲得した。
訪米旅行の促進に取り組む米国の公式観光団体ブランドUSAは、これまでにない新鮮で斬新なアメリカへの旅行商品や販売促進プランを競う、「ゴールド・ラッシュ:ブランドUSAマーケティング・チャレンジ」を実施。9月28日に、東京・神田の神田明神ホールで最終審査が行われた。
最終審査は選考を通過した5社と学生3人が公開でプレゼンテーションを行い、質疑応答を経てグランプリを決定した。
ベルトラは、「Rediscovering America」と題した販促 プランで、アメリカの旅行サプライヤーとアクティビティを組み合わせたツアー商品を、州や都市と姉妹都市関係を有する日本の自治体、DMOにアピールすることを提案した。
ブランドUSAが力を入れている、あまり知られていない地域での体験が盛り込まれたことが、特に高評価につながった。
同時に募集していた学生部門では、ホスピタリティツーリズム専門学校(東京都中野区)観光科の岩田貴子さんが優勝し、賞金10万円を獲得した。
岩田さんはシニア向けのマーケティングプラン、「人生も旅もコッカラ アメリカで花をめぐろう 咲かせよう」で、州の花や旬の花を見に行く旅行を提案した。
ブランドUSAグローバルトレード開発担当のジャッキー・エニス・ヴァイスプレジデントは「企業および学生によって提案いただいたプランの創造性と革新性に非常に感銘を受けました。プランが実施され、その後の予約・販売にどのように成果が出るかを楽しみにしています。長らく日本人の海外旅行先1位であるアメリカへの観光を促進する一助になることを確信しています」とコメントした。