日本政府観光局は8月21日、7月の訪日外国人旅行者数を発表した。
それによると、7月の訪日外客数は3,292,500人で、前年同月比で41.9%増、2019年同月比では10.1%増となり、2カ月連続で単月として過去最高を記録した。
また、3月以降5カ月連続で300万人を超え、1-7月の累計では21,069,900人となり、過去最速で2,000万人を突破した。
東アジアや欧州など、学校休暇の影響で訪日需要が高まった。特に、台湾をはじめとする東アジア地域、フィリピンなどの東南アジア地域、米国を含む欧米豪・中東地域での訪日外客数が顕著に増加した。
また、訪日重点23市場のうち19市場で7月として過去最高の訪日外客数を記録した。
国別では中国776,500万人(前年比147.8%増)、韓国757,700人(41.9%増)、台湾571,700人(35.4%増)、香港279,100人(29.0%増)、米国251,200人(26.3%増)が訪日上位5カ国だった。
中国が月間訪日客数で1位になるのは2022年10月のコロナ関連の水際対策緩和以来、初めて。
一方、7月の出国日本人数は1,048,800人(前年比17.6%増)だった。2019年比では依然として6割台と低迷している。