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全旅連青年部、史上初、塚島部長を続投 「温故創新」で宿泊観光推進

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 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部(塚島英太郎部長、長崎県長崎市、ホテル長崎、全旅連青年部)は9月19日、2024年度臨時総会を東京都千代田区の都道府県会館で開いた。次期部長(第27代)として塚島氏を再任した。1期2年の任期が通例だったが、今回初めての続投となる。また、塚島氏は新たなスローガンとして、「温故創新~観光の中心で咲き誇る礎たれ~〝Always be yourself〟」を発表した。

臨時総会の様子

 新たな部長を選出する選挙は、7月2日に選挙に関する通知が行われ、受付期間中には、塚島氏が唯一立候補した。

 塚島氏は、2009年に第19代青年部長だった井上善博(現全旅連会長)体制時に初出向して以来、本部役員を16年間務めてきた。所信表明で塚島氏は、「宿泊観光産業並びに全旅連青年部への熱い思いは変わらないばかりか、ますます燃え上がり、誰にも負けぬと自負している。全旅連青年部をさらなる高みへと導けるよう活動を展開していく」と訴えた。

 今期の成果にも言及。第26代青年部長として、「青年部はできない理由を言わない! YESかハイか喜んで! と自身をも鼓舞し、業界内外での確固たる立場の確立や観光再始動である本年で結果を上げた」と述べ、青年部の質や地力向上を目的とした組織改革や財務面の強化、人財育成、労務、流通など業界に山積する課題解決への取り組みの成果をアピールするとともに、いまだ成し遂げられぬ思いを語った。

 また、新部長として再選された際のあいさつでは、回復傾向にある宿泊観光産業の中、名実ともに地域や国を支える基幹産業としての地位確立に向けて「人手不足」「IT化」「施設老朽化」「収益性の改善」などの課題解決に取り組む方針を示した。塚島氏は、「全国の仲間たちの課題解決の道標となり、業界の駆け込み寺のような存在として青年部が活躍し、業界を新たなステージへと押し上げていかなければならない。新たなチャレンジは勇気を持って取り組みながら、『全旅連青年部』『宿泊観光産業』の真の魅力を全世界に伝播させていく」と述べた。

抱負を語る塚島氏
抱負を語る塚島氏

 次期に向けては、「宿泊観光産業の地域向上―奮励努力せよ―」など10の基本方針、「観光新時代における青年部組織・事業の再編」など15の重点事業を掲げた。

 全旅連青年部は今後、12月10日に宮崎県宮崎市シーガイヤで全国大会を開く予定。

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